数学の効率的な学習:どう考え、どう解くか!!

数学教習所の目的

まず、「数学教習所」という変な名前についてですが…。

私の知る限りでは、いまだかつて算数ができる子供が中学に入って数学ができなかったという例はありません。
また、中学の数学ができる子供が高校に入って高校数学ができなかったという例もありません。

したがって、高校卒業まで数学の下地は、小学校までの算数の学力次第だということです。

ただし、皆さんもごぞんじの通り、算数の感覚と数学の感覚は少なからずちがいます。

たとえて言えば、算数は自転車を、数学は自動車を操るという感覚でしょうか。むろん、学校で習う数学という前提での話ですが。

自転車は自分の足を動力としますので坂道などを上るのはけっこう体力を必要とします。が、その代わり小回りがききますね。狭い裏道、細道も自由自在というわけです。

一方、数学は体力を必要とせず、極端な話、ハンドルとアクセルとブレーキの操作方法を知っていればいいだけです。
坂道も平気、ガソリンさえ入れておけば長距離移動も簡単。
ただし、自転車のように狭い裏道などを自由自在に走るというわけにはいきませんね。

家のすぐ近くのコンビニに行くには自転車、高速道路を使って遠くの観光地に行くには自動車、場合に応じて使い分けるということでしょうか。
どちらも、一長一短というわけです。

私たち大人は、むろん小学生の時代に算数を習うわけですが、中学、高校で数学を習っているうちに算数の感覚を完全に失い、それで大人になると言えるのではないでしょうか。
ですから、大人が算数を教える場合は、算数の感覚を忘れ数学の感覚でのみ中学生になったばかりの子供に対処するケースが多くなるわけです。

ところが、中学生になったばかりの子供は、算数の感覚の世界から数学の感覚の世界に入るわけです。

数学の世界というのは、けっこう暗黙のしきたりというようなものが多く、中学生になったばかりの子供にとって奇妙なものに感じられます。
習う内容の難しさというような次元ではなく、この暗黙のしきたりにとまどうわけです。

それと、もう一つ。
数学の世界で必要となる学習内容を、算数の世界の中からいくつか拾い集めて重点的に復習する必要があります。

たとえば、「分配法則」「わり算としての分数の意味」などなど。

これは、たいへん重要です。
極端な言い方をすれば、中学生になって初めの1、2カ月くらいはこれに充てても、後でじゅうぶんおつりがきます。

ですから、数学の世界に入る前に、数学の世界に必要な算数の復習と、数学世界のしきたりのようなものを教えてあげなくてはなりません。

それはちょうど、自動車の教習所でひと通りの自動車運転の知識と具体的な技術を習い、運転免許証を手に入れるようなものだと思うのです。
まぁそのようなわけで、「数学教習所」というような名前にしたのですね。

数学教習所の内容

「算数の道場」では、可能な限り算数の世界全般について取り上げていくつもりですが、「数学教習所」では、「算数の道場」で説明したことをふまえて、中学生が数学を習っていくうえで大切な考え方や間違えやすいポイント、ぜひとも身につけてほしいコツやつぼといったものに絞って取り上げ、説明していきたいと思います。

したがって、学校で習う単元を一通り網羅するということはしません。
ただし、中学で習う数学のこの単元は、「算数の道場」のこの単元をやるとよくわかるようになるよといったような案内はするつもりです。

<<  | このページ先頭 >>

楽学考房算数・ 国語の学習コツとツボ…楽しく学んで考えよう♪ Topページへ戻る

Copyright (C) 2006-Rakugakukobo
All Rights Reserved.